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【球界風雲児デーブ】私デーブ、楽天・星野監督を男にします!
夕刊フジを読んでいただいている皆さんにも、改めてきちんと説明をしないといけませんね。
来季から楽天イーグルスにお世話になることになりました。1年のブランクはありますが、打撃コーチに就任します。やはり野球で育ってきた人間ですから、ユニホームをもう一度着ることができて本当にうれしいし、今はとてもわくわくしています。
昨年、西武を解雇になりましたが、その後は自宅で「デーブ・ベースボールアカデミー」を設立して、小中学生約40人に野球を教えています。何かを伝えていくのも役目だと思ったし、もうプロの世界はいいやって思ってもいました。
実は、いくつかの球団から「打撃コーチをやらないか?」というお話をいただいていました。でも会社の経営もあるし、生徒をもっと集めたいという気持ちでしたから、お断りしていました。
何しろ、ボクは「将来の目標は?」と聞かれると「町の社長さん」って冗談半分、本気半分で答えているくらい。いつか「あの人は今…」みたいなコーナーに出ればいいや、くらいの感覚でいましたから。
楽天の話も、そんな中のひとつでした。あるとき知人から電話で「野球界に戻る気はあるのか?」と。そのときは「全然ない!」と返事をしました。それから1カ月くらいたったころでしょうか。また電話があって「星野監督と米田代表が会いたいと言っているんだが」ということでした。さて、どうしたものか…。
頭に浮かんだのは、かつて星野監督が中日の監督をされていた時代のことです。ボクは地元テレビ局の仕事でナゴヤドームにいました。監督は前日の負け試合の内容にとても怒っていたようで、とても不機嫌。インタビューを申し込んだディレクターは怒られてしまいました。「こりゃマズイ…ダメかな」と思っていると、監督が「デーブ、来いよ」と監督室に招いてくれたのです。
「オレもテレビの仕事はよく分かっているつもりだ。ただ順序ってものがあるから、わざと怒ったんだよ。お前は野球をやった仲間だ。さあ、何でも聞いてくれ」
星野監督の人間性を垣間みた瞬間というか、この人も“オヤジ”と呼べる人だと感動したことを覚えています。
もうひとり、楽天球団の米田代表にも心を動かされました。要請されるにあたって、こんなことを言ってくれたのです。
「兄貴分として、選手とともに戦ってもらいたい。大久保さんには“キャプテン”のような存在になってほしい」
西武のコーチ時代は、選手との“飲みニケーション”を大切にして、自分のスタイルを確立してきました。しかし、それまでの経験では選手とコーチが親しくしたら、まず目をつけられるのがオチ。ですから、代表の言葉には正直、半信半疑でした。すると「選手は大人ですから、プライバシーに口を出しません」と言うのです。これは選手を“一社会人”として扱ってくれているのだなと感じました。
だから今回、ボクは星野監督と米田代表を男にしようと決めたのです。
コーチ就任要請を受けてから、星野監督に1度お会いしました。「頑張ります!」とあいさつしたら、監督にはすかさず「頑張るんじゃねぇよ、結果を出せ」とハッパをかけられちゃいました。まさにおっしゃる通り。相変わらず熱い方です。
そのとき、練習メニューを書き込んだものも持っていきましたが、監督は目を通して「お前がやりたいように、自由にどんどんやってくれ。オレも野手のことが分からないわけじゃない。でも専門職のコーチがいるんだから、オーダーも他のコーチたちと相談してくれ」とも。あれだけの監督です。他人に任せるのは大変なはず。それだけ信頼してもらえるのはうれしい限りですよ。
去年までは、楽天は“対戦相手”としてみてきました。敵の打撃コーチの視線でいうと「小さく短打を狙ってくる打線」という印象です。それには球場が大きく影響しています。
Kスタ宮城は広い上に、打者には左から右にアゲンストの風が吹きます。ですから、短打を積み上げていく打線になるのです。だから楽天戦では「とにかく先制しよう。3点差あれば優位に立って逃げ切れる」という考え方でしたね。
西武時代は、アーリーワークなどあれこれ考えて打線を作ってきました。でも西武は西武です。たとえ成功していたとしても関係ありません。楽天は楽天なんです。ボクがやることは、あるときは攻撃的に、状況によっては消極的な戦略を持つこと。監督がさまざまな戦術を立てられるように、たくさんのバージョンを作りたいと思っています。
西武と同じことはしません。自分自身もバージョンアップしています。今、頭の中にあることを次回で少しだけ披露したいと思います。
■大久保 博元(おおくぼ・ひろもと) 1967年2月1日、茨城県大洗町生まれ。水戸商高から豪打の捕手として84年にドラフト1位で西武入り。92年にトレードで巨人へ。「デーブ」の愛称で親しまれ、95年に引退するまで、通算303試合出場、41本塁打。2008年に打撃コーチとして西武に復帰。現在は東京・新宿区の自宅で野球教室「デーブ・ベースボールアカデミー(DBA)」を開校。DBAは生徒募集中、問い合わせは(電)03・5982・7322まで。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20111104/bbl1111040814001-n1.htm
西武のコーチ時代は、選手との“飲みニケーション”を大切にして、自分のスタイルを確立してきました。しかし、それまでの経験では選手とコーチが親しくしたら、まず目をつけられるのがオチ。ですから、代表の言葉には正直、半信半疑でした。すると「選手は大人ですから、プライバシーに口を出しません」と言うのです。これは選手を“一社会人”として扱ってくれているのだなと感じました。
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Author:エゾ (^ェ^ゾ)
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来季試合楽しく観れればいいんだけどさ ファンには分からないドロドロした部分あるね